Cの”一緒にくらそう” の言葉からはや4が月
恐れていた同居生活がついに始まった
人生の次のステップへ進むためとは言え
はっきりいって、生まれも育ちも違う他人と暮らすのはなかなか大変なことである
ルームメートととして割り切ればうまくいく関係も、お互いに深入りしすぎてギクシャクすることもある
そしてその象徴ともいえる記念すべく第一回目の大喧嘩!
愛する国を、故郷をそして家族を離れて、異国の地で一人でやっていくってなかなか根性がいる
特にこれを感じる瞬間って、 例えば大好き人とその人の家族の絆を目の当たりにした時だったりする
母と子の絆、兄弟の絆、家族ならではの強い絆
これを感じた時、 ” 私はこの家族の一員には、どんなに頑張ってもなれない” と思ってしまう
もちろん、家族のように仲良くし、家族の一員のように接することはできる
だけど、本当の家族にはなれないのである
私の家族は私の家族、彼の家族は彼の家族
仲良くできることはあっても、血の繋がりはどうやっても争えないのが事実である
そこを割り切れるか割り切れないかが
大きなポイントとなってくる
それなのに、そんな経験などないCは、何も分からないのにも関わらず
ぬけぬけとこんなことを言ってきやがった
”
僕たちは家族だから、 Mの家族も僕の家族だから、 だからお互いに仲良くし合って行きたい ”
もちろん、このセリフだけを聞いたら、悪い気は何もしない
だが、先日私の母と甥っ子が来た時の彼の行動や態度を見ると
”
お前、自分の家族のことしか家族と思ってねーだろ !! ”
と感じざる終えない場面が山ほどあった
それでよくも抜け抜けとそんなことが言えるのか
大体の場面での失態に、Cは全くもって気づいてもいない
それどころか、 ” 僕はよくやった! ” と思っているに違いなかったので
全部Cに丁寧に教えてやった
”
ごめんM・・・・・ そんなつもりじゃなかった・・・・ 僕はそんなことがMを傷つけていたとは夢にも思ってなかった・・・・ ”
やっぱり
夢にも思ってなかった
それは、母と甥っ子が帰った直後に起きた口論である
そして今回同居生活スタート直後の口論は、その出来事がベースとなって起きた口論であった
私がCに対して
” Cには私が何を言っても私の事なんて理解できない! 軽々しく、そんなに大きなことを口にしやがるな!”
するとC
”
僕はMの全てを知っているし、誰よりも理解している! 一人だなんて思わないで! いつでも僕はMの見方なんだから!! Mの今おかれてる状況はすごいラッキーなんだということに気づいたほうがいい ”
ハイ!また出ましたCの余計な一言
私の今の置かれている状況はラッキーだという事に気づいたほうがいい??
そうね、そうね、 確かにラッキーかもしれないね
だって、アメリカに住め、住むところも与えられ、食べるものにも不自由せず、贅沢もでき、車も与えられ、経済的になーんの心配もしなくていいんだから
ただの無いものねだりに思えるかもしれない
でもね! 私は人の力を借りてまでアメリカに住みたいなんて思っていませんでしたし
Cとずっと一緒にいるということは
行き来することはあっても、愛する日本と家族から永遠に離れてしまうことになってしまう
その事実を乗り越えて、割り切って、上手に生きていかないといけないのよ外国人は
だからね! Cにはバリバリ働いてもらって、いい収入をとってもらって
私は贅沢させてもらわないといけない
何不自由なく、アメリカで暮らせてる姿を、日本にいる家族に見せてあげないといけない
幸せを分けてあげるくらいじゃないといけない
そして、Cが私の家族を本当の家族と思っていてくれるのなら
言葉よりも何よりも、実行あるのみ!
もちろん私もバリバリ働いちゃうけど
Cに責任の重さを感じてもらわないといけない
事の重大さを知ってもらわないと
私は、あんたの為に今ここにいてあげてるんだから!! ( でた!)
そんなこんなで、口論の末
口をきかなかった私は部屋に閉じこもりそのまま寝た
朝方に目を覚まし、ふと隣を見ると、いるべき人がいない
こっそりリビングルームを覗いてみると
カウチの上でまるく縮こまって寝ているCを発見
朝方寒かったからであろう
私 ”
C 何でここで寝てるの? 寒いでしょう? ”
すると、Cは目を覚まし
甘えた声でこう言った
”
Mさむいよ さむいよ ・・・・・ ”
言葉を失う私・・・・・・
とりあえず、寒いのは可愛そうだと思い
部屋に入っていい許可を出してあげた
温かいベッドに入ったCは、
” M~~ M~~ M~~ ラブラブ~~ ”
といいながら安心して眠りに落ちましたとさ
はあ~ 同居生活が始まってまだ2日目だというのに・・・
先が思いやられる
友人とシャンパンランチ、 そしてネイルサロン
こんなことして息抜きしてる私
絶対不可欠!!
次は美容室行こうっと